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TIME RIVER
Time River 2004
この作品は「観客参加」という新しい試みで、小林康夫氏(哲学者)との共同作品として作られた。「観客参加」というのはビエンナーレ事務局に選ばれた一般の人々と一緒にアーティストが話し合って作品を作るというもの。今回、小林氏と何回か話し合いをし、その中で、小林氏によってキーワードが提出された。それは「分断」「人権」「歴史」「河」である。

私はそのキーワードに触発を受け、9から1とカウントダウンする数字のLED400個あまりを、床に溝を掘り河のように並べることを提案した。その河は暗闇の中、人々が容易に越えられない幅1m、深さ80cmに設定し、中間に橋を作った。人々はこの深い河を渡らなければ、次の展示を見られないわけである。もちろん、越えがたい河は38度線である。そしてその河には無数の生死が横たわり、輝いているのだ。そこには、人々はそれを「越えていかねばならない」というメッセージが隠されている。また、無数の生死を表現するため、LEDは通常の大きさではなく、極小のLED(1x1.3cm)を使用した。

9 / 2004

 
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